気仙大工を研究されている平山憲治氏

平山憲治氏

昭和13年	大船渡町に生まれる。
岩手県立盛高等学校在学中、郷土史の面白さを佐藤文治先生に教わる。同校を卒業後、地方新聞社業務部に就職。この間、気仙各地の名称・旧跡をたずね、地誌類を読みあさる。父の仕事を受け継ぐために大工となり、数年、北海道・東京方面へ出稼ぎ。
昭和52年	大船渡職業訓練校協会20周年記念誌に「気仙大工の歴史とその人物群像」を発表。翌年「気仙大工」として気仙沼市NSK出版にて刊行。
昭和56年	大船渡職業訓練校25周年記念誌「気仙大工・けせんかべ技倆写真帖／匠達への誘い」を監修。（共和印刷刊）
昭和58年	古書店「平憲書房」を開業、この年、東海文化賞を受ける。
昭和59年	気仙史談会結成。
平成元年	岩手観光連盟ガイド専門員の認定を受ける。
平成3年	千石船復元、「気仙丸」建造委員。三陸海の博覧会で通産大臣より「エキスポ大賞」を受ける。
平成4年	千石船気仙丸建造専門委員。気仙大工・左官伝承館落成を記念して「気仙大工雑纂」を出版。陸前高田市の「気仙大工・左官伝承館」建設委員となる。同年、東北電力で「気仙大工の巨匠・花輪喜久蔵展」2,000名の見学者あり。翌年東北電力から北海道調査を依頼され、花輪先生の写真帖「気仙・匠・年輪」を出版。
平成8年	佐渡国小木町宿根木で「白山丸」建造に。佐渡の金山研究も進む。
平成9年	大阪市堺空港で「復元船菱垣廻船・浪華丸」建造に携わる。
現在、気仙丸・白山丸・浪華丸、三姉妹船建造の経過を写真帖にまとめる仕事と五葉山の本を共同執筆中。